事業ファクタリングや給与ファクタリングや後払いも含まれるフィンテックが「貧テック」と呼ばれる理由は?

ファクタリング

貧テック

近年注目を集めている言葉「貧テック」は、経済的に余裕のない人や余計な出費を極力切り詰めたいと考えている人がフィンテックを活用すること、あるいは貧困を乗り切る目的でIT関連のサービスを姑息的に利用することを意味します。
なお、そもそもこの貧テックの素となっている語である「フィンテック」というのは、ITを駆使した金融サービスの総称でありその内容は多岐にわたります。事業ファクタリングや給与ファクタリングや後払いもその中には含まれますが、そのいずれも資金運用や取引が合理化できるという共通の特徴があります。

貧テックの例

具体的な貧テックの例としては、生活に余裕がない人たちが時間とスマートフォンさえあればある程度消費を楽しむことができる行為のひとつとしていらなくなったものを自ら販売する、というものなどがあげられます。その際に売買するのは一度使ったけど色が合わないと判断した化粧品や子供が大きくなり使わくなった子供服など、これまでの価値観では一般的に市場価値がないと判断されていた商品までもが含まれます。このような不用品を現金化して小遣い稼ぎを楽しむ行為もフィンテックであり貧テックです。

キャッシング枠を現金化

また、そもそもはフィンテックという語から生まれた造語であったはずの貧テックではありますが、近年ではその関連を半ば離れてフリマアプリでクレジットカードのキャッシング枠を現金化する、というような貧困層による姑息な資金繰りの術を意味する言葉としても使われることが増えています。なお、そのからくりとしては、現金化しやすい金券や紙幣そのものなどをインターネットオークションで購入するとクレジットカードのキャッシング枠を使って決済ができるので、商品が手元に届けば現金を手にすることができる、というものです。つまり、このような消極的思考のフィンテック活用術が「貧テック」と呼ばれることが多く、その言葉のイメージは決してポジティブなものではありません。

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